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蒼い小部屋
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茜 Lost Virgin - 7 -
作:
ブルー
「じゃあねー、茜」
「うん。また明日ね。あ、数学の宿題忘れないようにね」

 笑顔で手を振ってクラスメイトを見送る。鞄にその日の授業で使った教科書やノートをしまっていると、3日ぶりに登校していた良美が茜の席までやって来た。「ねえ、あんた逃げたでしょ」といつにない剣幕で茜を睨んだ。ホームルームの終わったばかりの教室には雑談をしているクラスメイトが大勢いて週末のスクランブル交差点にも似た雰囲気になっていた。茜は気おされ気味に「ええ」とだけ答えた。

「どうして。どうして逃げたりなんかしたの? 美樹本さんすごくかっこいいじゃない。すごく素敵じゃない」
「それはそうかもしれないけど……でもわたしはあんまり好きじゃないし……それに……」
「それになに?」
「その……体とか触られたから……」
「触られたから? それだけ? それだけの理由で逃げたりしたの?」
「それだけって……すごくエッチだったし」
「ハアー。あんたまだそんなこと言ってんの。ちょっと体を触られたぐらいいいじゃない。ねえ、高校生なのよ。それだけ茜が魅力的ってことでもあるわけでしょ。喜ぶべきよ、そういうのは」
「ちがうわ」

 茜は黒い瞳を大きく見開いた。ポニーテールとリボンをサラサラと揺らす。良美の目を覗き込むように見つめて「そういうのは本当にちゃんと好き合った人とじゃないとダメよ」と真剣に言った。

「あいたたたた。でた、茜の学級委員発言。体は大人のくせにどうして子供みたいなことを言うかなー」
「体とかそういうのは関係ないもの。わたしはやっぱりそういうのは大切だと思うし本当に好きな人としかしたくないの」
「でもキスしたわけでしょ?」

 椅子から見上げた姿勢で茜は口をパクパクとさせた。

「ど、どうして知ってるの」
「そんなの聞いたからに決まってるじゃない。アソコまで触られて濡らしたんでしょ」
「ちょ、ちょっと良美、声が大きい」

 周りを気にして教室を見回す。グラウンドに面した窓の遠くには水平線の青い海が見えていた。

「大丈夫よ。みんな帰る準備してるんだし。て言うか、それってさ、美樹本さんが好きってことじゃないの? 心は気づいてないけど体は先に気づいてる感じ?」
「だから違うって。あれは無理矢理……」
「無理矢理でもキスはキスでしょ。茜はだれとでもキスしちゃうようなタイプだっけ? ナンパされたら男の人の車にホイホイ乗っちゃうような?」
「いいかげんにして。そんなわけないでしょ」
「そうよね。茜ってチョー真面目だもんね」

 良美はにこりと笑う。「つまり美樹本さんは茜にとって特別な存在ってわけよね」と丸め込む。

 茜はため息をついて学生鞄の留め金を止めた。どうあがいたところでキスをしたというのは事実だし、言い争いで良美に勝てるわけがない。「ねえ、良美。いま……付き合ってる人いるの? その人は美樹本さんじゃないの?」と尋ねた。

 良美はケロリとした表情で「違うわよ」とあっさり認めた。

「なんだ。そんなこと心配してたの? 美樹本さんがわたしの彼氏で、それで自分が横取りになるんじゃないのかって。残念でした。それは茜の早とちり、美樹本さんとわたしはただの友達よ。たまにカラオケ行ったりドライブに連れてってもらったり遊んでもらったりしてるけどね。彼氏はね、別にいるわよ、ちゃんと。美樹本さんと同じ青大の人でね……いいわ、紹介してあげる。どうせ口だけじゃ信じてないみたいだし」

 教室にはチラチラとした白いチョークの粉が舞っていた。



 隣町の駅で電車を降りて駅前の大通りを山の見える方向へと向う。茜はスタスタと進む良美の3歩ほど後ろを背中を追いかけるように歩いていた。電車での移動中に話しかけても携帯のメールをチェックするばかりでほとんど口をきかなかった。途中、良美と茜という目を引く美少女2人の組み合わせに3人ほど男性が声をかけてきたが、良美はそれをすべて無視して足早に歩き続けていた。
 どこに行くのか尋ねても良美はもうすぐよとしか答えてくれない。小さな商店街を通り抜けて風景が変わり、人通りがかなり少なくなった。ペンギンの滑り台のある公園のわきを通過する。周囲には品の良い住宅が立ち並び、閑静な住宅街といった風情があった。見慣れない風景に茜は心細さを感じていた。

 良美が立ち止まり「ここよ」と言った。オートロック式の玄関、生い茂る植え込みの鮮やかな緑、見上げるばかりの立派なマンションがそこにはあった。まだ新築のようで、駐車場には何台もの高級車が並んで見える。茜はため息混じりに「ここはどこなの?」と尋ねた。

 良美はオートロックのボタンを慣れた手つきで操作して「美樹本さんのマンションよ」と言った。

「え、美樹本さんのマンション?」
「そう。なに驚いた顔してるのよ」
「だって、良美の彼氏を紹介されるんだって思ってたから」
「言ったでしょ、美樹本さんの友達だって。ついでだからさ、謝っちゃいなよ、昨日のこと」
「謝るって、わたし別に悪いことなんてしてないけど」
「なに言ってるのよ。すごく失礼よ、あんたのしたこと」

 立ち止まっている茜は良美に手を引かれてマンションに入る。明るいエントランスの床には大理石が贅沢に使われていて、エレベーターホールには赤い絨毯まで敷かれていた。セキュリティもしっかりしているのだろう。防犯用だと思われるビデオカメラが複数設置されていた。大人の女性の腰のラインのような曲線をした白い花瓶には赤い薔薇が豪華に飾られ、まるで高級ホテルのフロントのようで、とても大学生が借りられるマンションとは思えない。茜は気まずさも手伝って萎縮し、良美と2人で制服姿でいるのが場違いのような気がした。弁護士の息子というのはそれほどに裕福な暮らしができるものなのだろうか。

 エレベーターを降りた先のインターホンを押すとジーンズに白いシャツをラフに着こなした美樹本がドアを開けた。良美のうしろでうつむいている茜を見て「良かった。来てくれたんだね。どうしたの。そんなところに立ってないであがりなよ」と白い歯を見せて爽やかに笑った。まるで昨日のことなどもう忘れたかのように茜の腰をなれなれしく抱いた。昨日の今日だけに茜は戸惑いを隠せない。

「あ、あの、えっと、今日はそういうのじゃなくて良美が彼氏を紹介してくれるって言うから……」
「うん。知ってる。部屋で待ってるよ」
「そう、なんですか」

 つまり部屋まで行かないと良美の彼氏には会えないというわけなのだろう。茜は仕方なく靴を脱いで玄関の奥に進む。廊下を歩く間にも腰に回された美樹本の腕が制服のスカートの上からさりげなく茜のヒップを触っていた。腑に落ちないことではあるがとりあえず昨日のことを謝っておこうと茜は思った。

「昨日は、その……すみません、でした……」
「ああ、そのこと。そのことならもう別に気にしてないよ。僕も少し急かしすぎちゃったかなって反省してるからね。こういうのはフィーリングっていうかお互いの気持ちが大切だろ」
「そう、ですね……」
「さあ、こっちだ。なにもない所だけどさ、今日はゆっくりしてってよ」
「え、ええ……」
「おい、ツヨシ。茜ちゃんと良美ちゃんが来てくれたぜ」

 そう美樹本が声をかける。教室ほどの広さをしたフローリングのリビングには、ハーフズボンにランニングシャツを着た若い男が1人立っていた。茜を見るなり「うひょー! マジでめちゃくちゃレベル高いぜ!」とハイテンションな奇声を上げた。短髪で顔には所々ニキビがあって、見るからに運動が得意そうな体育会系の男子大学生という感じだ。隣にいる良美ではなく茜の全身を白いハイソックスのつま先からポニーテールのリボンの先まで眺めてだらしなく鼻の下を伸ばしている。

「この人が良美の彼氏??」
「そうよ。どうしたの、なにか文句ある?」
「う、ううん……そういうわけじゃないけど……」

 茜が怪訝そうに目を向けると、ツヨシはあぶらを噴きそうな顔でニターと笑った。思わず鳥肌が立つ。どう見ても良美のタイプなどではない。これならクラスの男子のほうがよっぽどマシだ。

「俺は後藤ツヨシね。話はミッキーから聞いてるぜ。普通の女子高生にさせとくのが勿体ないくらいのスゲー美人だってね。ようやくお目通りがかなったってわけだ。マジで芸能人でもちょっといないぜ、この感じは」
「えっと……森下茜です……」
「およよ、そんなよそよそしくしなくていいじゃん。良美と友達なんだろ? 俺とも仲良くしようぜ、なんてたって俺は良美の彼氏なんだぜ」
「ええ……」
「さすがってか青葉台高校のやんちゃ姫って呼ばれるだけはあるよな。うちの大学まで噂が届くわけだ。吹いてるだけかと思ってたけど、こうして並んでると俺の良美がまったく普通に見えるぜ」
「そんなことありません。良美だってすごく可愛いし、男子からとても人気もあるんですよ」
「へへへ。でも学校の男子のほとんどは茜ちゃんのファンだって聞いたぜ。非公認のファンクラブまであるんだろ。芸能界にもスカウトされてるとか」
「それは男子が勝手にわたしのイメージとか作ってるだけで、スカウトとかそういうのは良美だって声をかけられてるだろうし」
「とか言って、どっちもマジなわけだ」

 床に鞄を放り出した良美が茜とツヨシの間に割って入る。腕を絡ませ抱きつき、背伸びをしてニキビのある頬にキスをした。「ひどーい、ツヨポン。どうせ茜に比べたらわたしなんか普通ですー。それにわたしだって街を歩いてたら声をかけられることぐらいあるんだからね。怪しいのばっかりだけど」と甘えて見せた。
「おおう。そういう意味じゃないぜ。良美もスゲーキュートだぜ、へへへ」
「ホントかなあ。なんだかチョー適当っぽーい」

 頬を膨らませている。制服の体をすり寄せ、腰をクネクネくねらせていた。そんな良美の姿を茜はこれまで見たことがない。なにか演技じみたものを感じずにはいられなかった。

「あれれ。その顔はまだ疑ってる感じじゃん。俺と良美はチョーラブラブだぜ。なー、良美」
「ねー、ツヨポン」
「昨日だってたっぷりセックスしまくったよなあ」
「うふふ。びっくりだよ。だってツヨポンのあれ、太くて硬いしすごく激しいんだもん」

 聞いただけで赤面するようなことを良美はあけすけなく告白する。隣に立つ美樹本が茜の肩をポンポンと叩いた。

「まあそういうわけでさ、茜ちゃんにしてみれば納得がいかないことがあるかもしれないけど2人は恋人なわけだ。引き合わせた僕としてもいささか困ってるわけだよ。1人身だけにこたえるだろ? 僕がしゃかりきに勉強してる部屋まで来て、自慢するように行為を見せつけたりしてさ。いやはや目の毒だよ、まったく」
「そんなことまで……良美が」
「そうさ。でも人が人を好きになるとか、だれかと付き合うとかって案外ひょんなことからはじまったりするもんだよ。『愛のなかにはつねにいくぶんかの狂気がある。しかし狂気の中にはまた、いくぶんかの理性が存在する』ニーチェの言葉さ。おい、ツヨシ。せっかくだから茜ちゃんにも見せてやれよ、ラブラブなところを」

 その言葉を待ってましたとばかりにツヨシは「おっしゃ! 任しとけ」と返事をした。部屋にはゆったりとしたソファーとどういうわけか不釣合いなベッドが置かれていて、そこに良美の肩を抱いて誘う。すでにハーフズボンの前部を山脈のようにもっこりと膨張させていた。

「おっぱじめるぜ、良美」
「えー、いきなりなの、ツヨポン。シャワーまだだよ」
「いいんだよ、シャワーなんか。セーラー服のままでってのが醍醐味なんだろ」
「もうツヨポンってば制服フェチって感じ? 変態さんみたいだよー」
「へへへ。男はみんな制服フェチだかんな」

 勢いよくベッドに押し倒す。スカートをめくってサイドが紐になったショーツを足首のところまで下ろして脱がした。日焼けした手を前後に動かしている。

「オマンコ、ビチョビチョにしてやんよ」
「ああん、ツヨポン。恥ずかしいよ」

 身をくねらせる、良美。はにかむような笑顔をしている。それを部屋の中央に立って見せつけられ、茜は目を白黒させていた。まさかこの場で本当にはじめるとは思っていなかったのだ。

「こっちに座りなよ。そんな近くでじっくり見てたら2人に悪いよ」

 茜は美樹本によってソファーに座らされ、肩に回した腕で抱き寄せられた。耳元に「サークルのイベントでさ、意気投合して付き合いはじめたって感じかな。ツヨシ大喜びでさ、ほら、良美ちゃんってそういうの積極的だろ? もう毎日セックスしてるらしいよ」と囁かれた。

「イベントってダンスパーティみたいなのですか」

 戸惑いながら首を横に動かす。

「そうそう。事前にパーティー券を配ってね。最近は多いかな、女子高生が大学のイベントに顔を出すなんてさ。まったく羨ましい話だよね。恋人がいて、好きなときにエッチができるなんて」
「でも、毎日なんて」
「茜ちゃんだって恋人がいたとしたら電話で連絡しあったりとかみんなの前でイチャイチャとかしてみたいって思うだろ?」
「それは思うけど……」
「それと一緒さ、基本的に。好きな子とエッチしたい。女の子なら好きな男の子に抱かれたいって思うんじゃないのかな」
「よくわかりません。わたしはそういう人とかいないし……」
「僕は茜ちゃんのこと好きだよ。世界中のだれよりもね」

 美樹本はそういう甘い台詞を臆面もなくサラリと口にする。抱き寄せた腕でセーラー服の膨らみを出し抜けに揉んだ。茜はどう切り返せばいいのかわからずいたずらに身を強張らせるばかりだ。ベッドでは良美とツヨシの2人が抱き合うように横になって濃密なキスをして、ツヨシの手が良美のアソコでヌチャヌチャと音をさせている。良美に嫌がっている素振りは微塵もない。良美のアソコがトロリと濡れているのが茜の位置からも確認できた。首に腕を絡め、吸いつくようにキスをした。

「もうあんなに濡れてるね、良美ちゃんのアソコ。僕らのことなんて忘れちゃってるんじゃないのかな」
「よ、良美……本当なの……」
「他人のああいうの見るのはじめて?」
「え、ええ……」

 ポニーテールを縦に揺らしてうなずく。驚きと好奇心の入り混じった気持ちに黒い瞳を濡らした。

「いい機会だからよく観察しとくといいよ。勉強になるだろ」
「人前で……こんなこと……」
「まあ黙って見てなよ」

 茜の体で美樹本の手が動いている。胸の膨らみをセーラー服ごと軽く掴んで搾るように揉んで、首筋に口を押し当て「良美ちゃんの顔が変わってきただろ。スイッチ入っちゃったかな」と茜の耳裏にキスをした。

「や、やめてください」

 茜はゾクリとして顔をしかめる。胸騒ぎがした。

「シー。静かにしたほうがいいよ」
「耳に息を吹きかけないでください」
「せっかくの2人のムードを邪魔しちゃ悪い」
「わたしこんなつもりで来たわけじゃないのに」

 セーラー服の胸をグイグイ揉まれてしまう。喉がカラカラとして異様な渇きを感じてきた。ともすれば目がくらみそうだ。良美も同じように胸を揉まれていて、まるで茜自身がベッドで愛撫されているような錯綜がわき起きる。スカートから伸びる茜の脚に触れた。ムチッとした太腿をスリスリなでる。ツヨシがニヤニヤと良美を見下ろしていた。

「ヤケに感度がいいじゃん。やっぱ茜ちゃんに見られてるってのが効いてるのか」
「違うよ。ツヨポンが好きだからだよ」
「いじらしいぜ、良美。お前の淫乱ぶりたっぷり見せてやれよ」
「はあっ。茜ぇ、わたしエッチになるね」
「なれなれ。その調子だ。こうやってモミモミされるのが好きだろ」

 ツヨシはセーラー服をめくってフロントホックのブラを外し、良美の小ぶりなバストをグイッと掴んだ。そのまま左右交互にむしゃぶりついてレロレロと唾液をまぶした。

「ハアハア。やっぱ女子高生の生乳は違うよな。プリプリでよ、手に吸いつくみたいだぜ。まだ大きくしてやるからな」
「んんあっ。大きくして、わたしの胸大きくしてっ」
「おう。自分ばっか楽しむなのよ。ほらよ、おしゃぶりしてくれよ」

 あせあせとハーフズボンを脱いで、猛々しく反り返ったペニスを取り出す。良美のサラサラとしたショートヘアを引っ掴んで前準備とばかりに咥え込ませた。

「んぐっ、あぐぐっ。んちゅっ。ハムッ。ペロペロ」
「金玉袋の裏のところも頼むぜ。あとケツの穴もな。おお、いいぜ。そこをもっと穿るようにしろよ。へへへ。さすが何十人もの男のを咥え込んできただけはるよな。天下一品だぜ」
「あうっ。ちゅるっ。はぅっ。ああっ」
「おしゃぶり甲子園とかあったら県の代表になれるんじゃないのか」
「ふふふ。それって楽しそうかも。バスケより簡単ね。審査員のおじさんのザーメン、時間内に搾ればいいだけでしょ」

 四つん這いになった良美は、ベッドにあぐらをかいたツヨシの股間に頭を埋めて熱心におしゃぶりをしている。片手でペニスを支え、根元から先端まで頬擦りするようにペロペロと赤い舌を這わせている。舐めているだけなのにスカートの中の性器は熱いバターのようにドロリと溶けて、恥毛のそれは茜より少なく見えた。

「そろそろハメてやるか。もう我慢できないんだろ」
「うん。わたしもうヌレヌレだよ。早く欲しいよ」
「そこでガッパリ広げろよ」
「わかった。こうだね。いいよ、ツヨポン」
「おい。いつものおねだり忘れてるぜ」
「わかってるって。わたしはツヨポンの奴隷です。肉便器です。……ヤリマンの良美のオマンコにどうか逞しいツヨポンのオチンチンを心ゆくまでハメてください」
「おし。よく言ったな。えらいぜ、良美」

 ベッドに仰向けで惜しげもなく両脚を広げた良美の姿にツヨシは鼻息を荒くし、その足首を持ってV字にさせて正上位での結合をはじめた。狙いをつけて、ゆっくりと腰を前に押し出す。ヌププという音が茜の耳にまで聞こえてきそうで、なんの抵抗もなく良美の性器に赤黒い大学生のペニスが埋没していった。とてもスムーズに、以前からそういう関係であることが茜にも容易に想像できた。

 美樹本が耳元で「あーあ、良美ちゃんハメハメされちゃったね」と言った。呆然としている茜の胸をセーラー服の内側でブラジャーごとモミモミする。スカートをスラリとした脚の付け根までめくって白いショーツを露出させ、そこに手を忍ばせた。スリスリと処女を扱い慣れた手つきで刺激する。

「どうだい。これで2人が本当に恋人だってわかっただろ」
「ああ……良美……」
「オマンコをよく見てごらんよ。ヌラヌラしてて、輪ゴムみたいに広がってるだろ」
「いやあ……み、見れません」
「どうして。茜ちゃんのオマンコもあんなふうに広がってセックスすることができるんだよ」
「そんなの……ダメ。怖い」
「別に怖くないさ」
「いやなことを言わないで。まだいいの」
「まさかさ、本当にその小笠原くんと付き合うまで一生大切にするつもりなの?」
「それは……とにかくまだ早いと思うし……」
「彼もやりたい盛りの男子高校生だろ。もしかしたら他の女の子とエッチしてるかもしれないよ」
「そんなことない。小笠原くんは違うもん」
「わかるもんか。そういう雑誌とかに載ってるだろ。最近の高校生の経験率の高さってのをさ。ほら、そろそろ茜ちゃんもセックスしてみたくなるはずだよ」

 指をムニムニとした柔らかいクロッチ部分に沿って縦に動かしている。まるでショートケーキのような小さな赤いリボンのついた純白のショーツには愛液を吸ったシミがじんわりと広がっていた。そのせいで恥毛の生え揃った茜の性器が透かし浮いて見えている。指で真ん中を押すとジュクリと甘い蜜が溢れた。

「そんなこと……ないです……」

 茜は戸惑いの視線を床に落として言った。抑えようのない興奮に胸をあられもなく上下させている。昨日、車でしつこく体を触られたこともあって、膝がうまく閉じられずに美樹本に大事な場所をいいように触られてしまう。

「興味はあるでしょ」
「ありません。興味なんて……ない…です……」
「本当かな」
「ほ、本当です」
「それならさ、こっちを向いて、僕の目を見て言ってくれるかな」
「ええ、それぐらい……んんっ、ンムゥッ!!」

 顔をあげた瞬間、茜は瞳を大きく開いて白黒させた。いきなり唇を奪われたのだ。両手首を合わせて捕まえるようにして、車のときとは比べ物にならないほど簡単にソファーに押し倒される。もつれるように横になり、ベロをヌルリと挿し込まれてディープキスをされ、股間を美樹本の膝によってグリグリとこすりあげられた。

「ンッ……ンアッ……ンンッ」
「ハハ。今日はあっさりキスできた」
「アウッ、ンンンッ、ンアッ」
「悪く思わないでくれよ。昨日はさんざん手こずらされたからね」
「プハッ! やめてっ。はなしてっ」
「いいからさ、見てみなよ、あっちを。良美ちゃんのオマンコにツヨシのが根元までハマってるよ。すごい愛液の量だ。お尻に穴まで垂れてるだろ。とても気持ち良さそうな顔してると思わないかい」

 言葉巧みに茜の意識をそちらに向けるように説明する。そうしてキスをして胸を触って、脚の付け根に当てた膝を使ってローリングさせる。
 茜は唇を吸われて鼻を子犬のように鳴らし、良美とツヨシの行為に目を奪われていた。ほとんど抵抗できずに、アソコがジンジンとする。唾液を流し込まれると、コクコクと喉を動かして唾液を飲み下した。そうして舌を絡めて動かし、頭は発熱したようにぼうっとする。
 良美は「いい、すごいの!」とリビングに通る声で喘いでいる。両腕をツヨシの首に絡め、脚を大きく広げてされるがままに貫かれている。ズパン、ズパン、と肉と肉が乾いた音でぶつかる。汗が飛び散る勢いだ。

「見て、茜! すごく気持ちいい! セックスすごく気持ちいいの!!」

 サラサラとしたショートヘアを跳ねらせて、耳に突き刺さる声で茜を呼ぶ。まるで良美から目を逸らさせないように。そうしてだらしなく開けた唇から涎を垂らし、ウルウルと濡れた瞳でまっすぐに茜を見つめていた。

「良美……」
「すごく気持ち良さそうだろ」
「良美が泣いてる」
「あれは気持ちいいからさ。女の子は感じすぎるとそうなることがあるんだよ。セックスの魔法ってところかな」

 興奮を隠せない茜の横顔をペロリと舐める。横の後れ毛や鼻すじ、あご裏にも舌を這わして、初々しい女子高生の性感をほだす。薄く開いた唇に舌先をネットリ挿し込むと、茜は無言で受け入れた。そのままヌチュンヌチュンと唾液の糸を引く。ショーツの淵から手を忍ばせて、恥毛と一緒に性器を触れても茜はベッドのほうばかりを眺めていた。

「もうやめさせてあげて」
「いきなりなんだい。おかしなことを言ったりして」
「2人が恋人なのはわかりました」
「それならいいじゃない。愛し合う2人が体を求めるのはとてもとても自然なことだよ」

 純白のブラジャーをずらしてピンとした乳首を口に含む。チュパチュパとしゃぶりはじめた。舌先で突起した乳首を転がし、肉厚の尻肉を豊潤なラインに沿ってなでている。ベッドでは良美が、ソファーでは茜が、それぞれ男子大学生に押し倒されている状況だ。つややかな黒髪のポニーテールがソファーから垂れ下がる。

「良美がかわいそう」
「どうしてそう思うのかな。良美ちゃんはすごく気持ち良さそうだと思うけど」
「ううん。良美本当に泣いてる。すごく悲しい顔をしてる。わかるのわたし」
「それは茜ちゃんの思い違いだよ。それにああなったらだれにも止められない。ツヨシもだけど、良美ちゃんだって途中で止められたら辛いんじゃないかな。代わりに茜ちゃんが相手になるなら別だけどね、セックスの」
「わたしが代わりの相手!?」
「そうだよ。してみるかい? ツヨシと」
「そんなの……」

 チラリと横を見る。ツヨシはまるで発情した牡犬のように良美を犯していた。筋肉の浮いた逞しい体は汗だくで、顔のニキビからはアブラが噴きだしていそうで、とてもではないが恋愛の対象として考えられない。友人を助けたいとは思っていても、そんな男に大切な処女を捧げるわけにはいかない。

 茜は青ざめた顔で「いやです」と身震いするように首を振って言った。すぐ近くの美樹本を見上げる。
 美樹本は穏やかな笑みで見つめ返し「冗談さ。そんなことこの僕が許すわけないだろ。僕が茜ちゃんを守ってあげる」と言った。抱きしめて恋人同士のような甘いキスをする。抱き合って唇を重ね、怯えている茜を落ち着かせる隙にうまく脚の間に体を割り込ませることに成功する。ジーンズの前をこすりつけ、流れるように擬似セックスへ持ち込んだ。こうされては幾らガードの堅い茜と言えど防ぎようがない。ソファーでもつれるようにして抱きすくめられ、甘いキスとの相乗効果で茜はまたたく間に感度を高めていった。これも一流のナンパ師である美樹本が処女の女子高生を篭絡させるために編み出したテクニックの1つなのだ。

「んあっ、ああっ、んんっ……み、美樹本さん……当たってます。そ、そこはダメ。本当にダメなのっっ」
「そこってどこだい。はっきり言ってくれないとわからないだろ」
「そ、そんなの、はあああっ、ううっ、い、言えない…っっ……ですっ、はうっ、ぅぅ」
「それだと止めれないな」
「そんなっ、はぅ、こ、このままだとわたしっ、おかしくなっちゃうっっ…ふううっ、ぅぅ」

 閉じたくとも閉じられない白いハイソックスの足が空中を蹴る。茜はたまらず両腕を美樹本の背中に回して子供のようにしがみついた。そうせずにいられなかったのだ。一定のリズムで脚の付け根をしたたかにこすられて、もはや気が気ではなかった。自分でもショーツのクロッチ部分がグッショリと濡れているのがわかった。腰に力が入らない。しかもここは美樹本のマンションなのだ。もしかしたらこのまま処女を散らされてしまうのではという恐怖が茜の心を激しく動揺させた。

「いいだろ、茜ちゃん。このまま僕とひとつになろうよ」

 満を持して美樹本が茜を口説きにかかった。これまでの経験からいまなら茜を落とせると踏んだのだ。もちろんセックスが目的である。

「いや、いやです。それだけは絶対にやめてください」
「優しくするよ。約束する。茜ちゃんを一生大事にするってね」
「そんな約束いりません」

 茜は恐怖に顔を引きつらせる。危うい状況から脱出しようと脚をバタつかせて腰をくねらせた。しかし、ほぼ完璧とも言える状態に押し倒されて組み伏せられた状況ではどうしようもない。脚をバタつかせたせいでよけいにアソコにジーンズの前がこすれてしまう。「ああっ……だめ……はああっ」という喘ぎは熱っぽさを帯びる一方だ。

「どう気持ちいい?」
「き、気持ちよくなんて」
「隠し事は良くないな。顔に書いてあるよ、ジーンズがこすれてオマンコが気持ちいいってね」
「はあっ、んんあっ、ウソです。そ、そんなのっ」
「ウソじゃないさ」

 美樹本が腰を軽く振り下ろした。濡れたショーツの中央が突かれ、茜は膝を浮かして白いハイソックスの足先を突っ張らせる。「んあっ!」と色っぽく顔をしかめて喉を震わせ、腰から電気が流れたように気持ち良かった。

「すごいな。真面目な茜ちゃんが良美ちゃんに負けず劣らずアダルトなアヘ顔までしてるじゃないか」
「はっ、はひぃ、これは違う、っっ……」
「なにがどう違うのかな」
「いやあぁぁ」
「正直になってオマンコ気持ちいいって認めなよ。そうしたらすごく楽になれるし、僕だって手取り足取り大人のセックスを教えてあげれるよ」
 揃えた脚を天井に向って伸ばさせ、ムッチリとした肉厚の臀部からショーツを脱がせる。右足をソファーの背もたれに引っ掛けさせて、左足を床に投げ出すように両脚をパックリと開かせた。たくし上げたスカートの下に茜の性器がムレムレと顔を出す。透明な愛液が内腿を伝って垂れて、美樹本が指で触れると、そこだけニチャリと湿った音がした。水飴のように指に絡まる。

「見てみなよ、これ。指に茜ちゃんの愛液がこんなに絡まってる。感じてる証拠じゃないか」
「ふうう、ううっ、んあっ、違う、違うの」
「こんなに濡れてるのによく強気な態度ができるよね」
「ああっ、指で触らないで、はううっ、音をさせないでっ、く、ください」
「本当は早くセックスして欲しいんじゃないの」

 ピンクの花びらの中央に突き立てた中指をゆっくりと挿入させる。狭い入り口にズプズプと飲み込まれ、代わって透明な愛液が押し出される。そのまま抜き差しをして指マンを繰り出す。根元まで入れた状態でスクリューさせて、指で茜の奥を掻き混ぜた。

「すごいトロトロだ。昨日より少し楽に入るようになったかな」
「はあっ、っっ、っっっ! 怖いっ、抜いてください」
「熱い。それにすごいキツイ。ピラニアかなにかに指に噛みつかれてるみたいだ」
「いやあ、ああ、こんなのダメぇ」
「ほら、ちょっとずつだけど柔らかくなってきた。これならなんとかセックスできそうだよ」
「やあ、ぁぁ、ふぁっ、それだけは許して」
「まあ見てなって。いまから指を2本に増やしてみるからね。これが入ったらセックスの準備ができたってことになるよ」
「うそっ! 2本なんて、そんなのダメですっ、ふああっ、うあ、ああっ、そ、そんなことしないでっ!!」

 恐怖に目をきつく閉じ合わせ眉間に深いしわを作る。美樹本は一旦中指を抜いて、入り口の周囲を軽くなで回した。わずかに口を開けた膣口がヒクヒクと物欲しげに蠢いている。人差し指と中指の2本を垂直にあてがい、バージンを傷つけないよう細心の注意で挿入する。グププププ……と空気の入る音がして、圧迫を受けた膣からトロトロとした愛液が押し出されてきた。茜の性器が2本の指を根元まで咥え込んだのを確認すると、美樹本は下を向いてクツクツと笑った。

「あれあれ。全部入ったね。感動だな。これならもう大丈夫。すぐにセックスできる」
「んぐぅ、く、苦しい……息ができないの」
「落ち着きなよ。処女膜はまったくの無傷さ。入り口の少し先にコリコリした感触がある。これが茜ちゃんの大切なバージンだよ」
「はぁ、ううぅ、お願い、指動かさないで……くださ……」
「僕に任せてくれるかな。この感じならじきに慣れるだろうし、最初からセックスの良さが味わえると思うよ。僕の見立て通りやっぱりオマンコも早熟タイプだね」

 揃えた2本指をミリ単位でズブズブさせる。気を紛らわせるためにもう片方の手でクリトリスをコネコネと捏ねくった。
 隣のベッドではうつ伏せに突っ伏した良美が圧し掛かったツヨシによってガシガシと犯されていた。スカートがめくれてツルンとしたヒップが見えて、まるで女子高生が大学生の男にレイプされているようにも見える。両手でベッドのシーツを引っ張って握り締めている。

「良美ちゃんもノックアウト寸前だね」
「はあ、うう、いやぁ、だめ、許して……はぁ、ぁぁ」
「茜ちゃんも早くああならないと。子供だってバカにされないためにも」
「うああ、ああっ、いや……バカにされてもいいのっ。もう、許してっ、指を止めて、く、ださい……はあっ、はあ、はあ」

 茜は息を止めて歯を食い縛り、大切な場所を守ろうと、手で掴んで美樹本の指を引き抜こうと懸命にもがいている。力んでリボンがプルプルと震え、そのせいで尋常ではない圧力で2本の指を締めつける結果となった。美樹本が動かそうとしてもうんともすんとも動かない。

「うわっ、なんだ、これ。まるで膣痙攣してるみたいじゃないか。びっくりだよ、これは」
「いやあ、ぁぁ……抜いて……く、ださい……」
「そうお願いされてもこれじゃ逆に抜けないよ。完全に茜ちゃんのオマンコが僕の指に食いついてる。すごい活きの良さだ」
「はああ……もう、だめ……」

 茜の息が切れる。なでやかな肩ではぁはぁと呼吸をする。その瞬間を待ち構えていたように美樹本は指を、茜の膣で、ズボズボ、ヌプヌプと貫いて、ついに子宮の入り口にまで到達した。ドロドロと熱い襞をかき分けるように指を動かして、小さな子宮口を指先でなぞる。腰をビクビクとさせて、肉厚でまろやかなヒップ全体が色気たっぷりにわなないた。ちょうど少女が絶頂に達しておもらしをするような感じと同じだ。

「見てよ、これ。指がふやけそうだ」
「うう……あくぅ……ぁぅ……」
「とても処女とは思えない反応だよね。茜ちゃんのオマンコ、感度もかなり抜群みたいだよ」
「は、恥ずかしい……」
「待ってなよ、すぐにもっとたまらない快感ってのを教えてあげるからさ。絶対1回オマンコにセックスされる味を知ったら病みつきになるタイプだと思うよ」
「ふくぅ、ダ、ダメ……これ以上はしないで、くださいっ……」
 


 額に大粒の汗を滲ませ、はあはあと胸を喘がせる。逃げようにも骨抜きにされて腰がうまく動かない。カチャカチャと美樹本がジーンズのベルトを外しているのが見えて、茜はもうダメなんだと直感した。うかつにも美樹本のマンションなどに来るべきではなかった。

「はぁぁ、お願い……もうだめ、良美……助けて……」
「良美ちゃんかい? 良美ちゃんならあの通りさ」

 視線の先では腰をツヨシに抱えられた良美がバックスタイルで犯されていた。パン! パン! と乾いた小気味良い音が響き、スカートがヒラヒラとめくれ上がっていた。「ひいいっ! いっちゃう! いっちゃうの!!」という声が茜の耳にこだまする。

「もうすぐ茜ちゃんもああなるんだよ。感動だろ」
「んんぁぁ……良美……」
「そろそろツヨシの発射がはじまる頃かな。それが終わったら茜ちゃんの番だ。僕が茜ちゃんの大切なはじめてを貰ってあげる」
「はあぁ、ぁぁ……いやぁ……それだけは許して……」
「許すも許さないもどうせいつかはだれかにやられちゃうわけだしね。こういうのは早いか遅いかの問題だよ」
「そんな……ぁぁ……」
「はじまった。ハハ、見てよ、あれ。おかしいだろ。アイツはいつもあんなふうに鮭みたいに腰を痙攣させるんだよ」
 
 美樹本はいつでも挿入がきるようにと、スラリとした茜の両脚を天井に向けて垂直に揃えて抱え、濡れそぼった処女性器に黒光りするペニスを押し当てている。慣らし運転とばかりに、こすり上げてクチュクチュと音をさせる。初体験に怯えている茜の動きを下半身を押さえて封じ込めているのだ。ここまでくればまな板の上の鯉ならぬ、まな板の上の処女といった状況だ。
 ベッドでは「ぐあ! もう出るぜ! しっかり受け止めろよ、良美!」と唸り声を発したツヨシがスレンダーな良美のヒップを掴んで遮二無二連打し、その動きを止めて腰を押しつけて痙攣をはじめた。全力を出し切ったように良美の背中に倒れかかる。折り重なって互いが全身を揺らして呼吸をしている。

「なかなかに衝撃的だろ。友達のセックスを見せられるのって興奮すると思わないかい」
「ああ……どうして……」
「さあ、約束通り茜ちゃんの番だ」
「待って……お願い、いやなの」
「おいおい。もう待ってはなしだよ。心の準備はできたはずだろ」

 揃えて抱えていた茜の両脚を左右の肩にそれぞれ引っ掛けるように固定する。両腕でソファーに横たわる茜の肩を押さえつけて、縦にも横にも逃げられないようにした。ググッと体重を前にかける。肩に引っ掛けた茜の両脚を頭のほうへと伸ばすように腰を曲げさせる。いわゆる腰の位置で体を二つ折りにする屈曲位の体勢だ。「体柔らかいね。硬い女の子だとこうはうまく曲がらないんだよ」とクールに笑って茜を見下ろし、腰を微妙に動かして秘密のバージンに狙いを定めた。

「こうするとさ、顔がよく見えるだろ。処女喪失した瞬間の茜ちゃんをぜひ見てみたいのさ。一生に一度だけ、真面目な茜ちゃんを最初に口説き落とした男だけが見れる記念の表情だからね」
「んあっ、そんなの……見せたくないっ、わたし、はあっ」
「それじゃ入れるよ。ゆっくりするから痛くないはずだよ」
「待って、待って! わたしそれだけは本当にいやなんです!」

 じょじょに体重が圧し掛かり来る。白いハイソックスの足首がポニーテールよりも先の地点に到達して、茜は足の間から可憐な顔立ちの顔を恐怖に引きつらせ、唯一自由に動かすことのできる両腕をつっかえ棒代わりに死に物狂いで迫り来る重みを押しとどめようとしていた。ムッチリと大きなハートのように裏返った尻肉の、腰骨を右往左往クネクネくねらせてなんとかバージンの狙いを逸らそうとする。茜が乱れたセーラー服姿だけにまるでアダルトビデオの一場面のようだ。

「往生際が悪いな」
「ダメっ、許してっ。他のことならなんでもしますから!」
「ここまできたんだ。あとはハメるだけだよ。本物のチンポをハメて大人のセックスの勉強をしないと。優等生の茜ちゃんをセックスの虜にしてあげるよ」
「いや、わたしそんな勉強したくない。虜になりたくないの」
「またまた。本当はセックスしたくてたまらないんだろ。オマンコは早くハメてくれ、処女を散らしてくれって泣いてるよ」

 口元で笑う。茜が死に物狂いで腰をくねらせて避けようとしても、そんなことはこれまでに数え切れない処女を口説き落としてきた美樹本のほうが一枚も二枚もうわてだ。くねらせる動きに合わせて狙いを定める。さらに茜に体を二つ折りに曲げさせ、ゆっくりと腰を下ろしていった。

「ひぃ、あ、当たってる」

 ヌプッ…! という音と、ギチッ! という音が同時に聞こえた。細いあごを逸らして上向け、ガチガチと震える奥歯を食いしばった。美樹本のペニスが浅く挿入されてきたのだ。アソコが熱くなって無理矢理押し広げられる感覚がある。恐怖に濃い睫毛の先まで震わせて、大好きな小笠原まさとの姿を思い出すと心は悲しみで溢れかえり、茜はまさとに捧げるためにもどうしても純潔だけは守りたかった。

「お願い……ほ、本当にやめて…ください……っっ……」
「ダメダメ。そんなお願い聞いてたらもうきりがないからね」
「んんっ、んあっ、ああっ、ほ、他のことならなんでもします…からっ……」
「そこまで言うならさ、正式に僕の彼女になってもらおうかな。この前は逃げられちゃったしね」
「そ、それは……困ります……」
「そう。残念だな。それならこのままハメちゃうしかないか」
「っっ!! ま、待って。なります、なります!」
「おっ、どうしたの。秋の空となんとやらってやつなのかな。僕の彼女になってくれる?」
「……はい」
「なんだかいやいやっぽくてウソくさいよね。ちゃんとハッキリと言ってみてよ、僕の彼女になりますってさ」
「……美樹本さんの……彼女になります」
「ウソじゃなくてかい?」
「はい……」
「いまの言葉忘れるのはなしだよ」

 茜は涙混じりに静かにうなずいた。

「そうか。覚悟を決めてくれたわけだ。やったぜ。ついにミス青葉台の茜ちゃんをゲットしたぜ!」
「ああ……こんなのひどい……ぅぅ……」
「さてと、それじゃ交際記念にさっそく茜ちゃんのバージンを頂くとするかな」
「えっ!? ウソ、約束が違うっ!!」
「まさか。僕らは大学生と高校生だよ。付き合ったらセックスするのがあたり前じゃないか。茜ちゃんだってそれぐらいは知ってるだろ? あとちょっとで茜ちゃんのバージンは僕の物さ。彼女の処女を処理するのは彼氏の役目だしね。そうなったら時間をかけてたっぷり犯して、高校生じゃちょっと味わえない麻薬みたいなセックスを教えてあげる。そこで晴れて立派に僕の彼女になれるってわけだ」
「はひぃ、ひぃぃ、いやっ……絶対いやっ! わたしは……小笠原くんとっ……はぁっ……ぁぁ……」

 茜は緊張した屈曲位のポーズで首を起こして歯を食いしばって首を振り、ポニーテールとリボンを左右にヒラヒラ揺らした。同時に腹筋を使って腰を引いてバージンの局部を逃がそうとする。だが浅くハマった美樹本のペニスが杭の役割をしてどうにもこうにも逃れられはしない。
 そうこうしているうちに美樹本のペニスがさらに降下をはじめ、茜は黒い瞳から悔しさ混じりの涙をポロリと流した。涙は上気した頬を伝い、悲しい声で「良美っ! 助けてっ!」とワラにもすがるような気持ちで友人の名を呼んだ。

「あ、茜っ……」

 死んだように突っ伏していた良美がノロノロと起き上がった。ベッドを降りて「やめてあげて、美樹本さん」と目も虚ろな表情で言った。床に膝を着いて美樹本のペニスを掴み、おしゃぶりをはじめた。

「おいおい。急になにを言い出すんだい」

 予定外な良美の行動に普段クールな美樹本に焦りが浮かぶ。

「んぐっ、んあっ、んんっ。ちゅっ…じゅる……。今日はもう十分じゃない」
「見てわかるだろ。あと少しなんだ。こっちが終わったらあとで特別に相手してあげるからさ」
「そんなのウソよ。茜ばっかりずるい。どうせ最初から茜が目当てだったのよ。だからわたしなんてもう用済みなんだわ」
「ハハハ。おかしなことを言うじゃないか。どうやらセックスのしすぎで頭が少し混乱してるんじゃないのかい。いいか、落ち着いて僕の目を見てくれよ。良美ちゃんにはツヨシがいるだろ」
「ツヨポンなんかじゃいや。わたしだって美樹本さんにうんと可愛がられてエッチされたいもの」

 舌を絡めて顔を動かす。状況の掴めていない茜に目配せして合図した。

「……早く行きなさい。ツヨポンが起きちゃうでしょ」
「うん。ありがとうね、良美」

 押さえの弱まった美樹本の下からすり抜けるようにして逃れる。学生鞄を拾って下着もそのままに茜は一目散で部屋を飛び出した。廊下を玄関に向って足早に駆け抜ける。背中から「マジかよ」と悔しがる美樹本の声が聞こえた。

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